食べる輸血?美容にうれしいビーツを使ってピンクシチュー

皆様こんにちは。木下きなこでございます。

 

木下家は、菅平への上り口の山のふもとです。そう、割と山に囲まれた森の中(笑)。畑もやってまして自分たちで食べる野菜などを、主に、おじいちゃんとヤズ(夫)が育ててくれています。これから夏に向かっていろいろな野菜が採れるので、経済的にも助かります。いろいろな珍しい野菜なんかにも挑戦してくれるのですが、おじいちゃんがビーツを畑で育ててくれました。

ビーツといえば、先日須坂の、スイーツマーケットカフェでピンクカレーを食べてきたばかりで気になっていたので、うちでも育ててたのかぁと早速収穫してお料理してみました。

ピンクカレーの記事はこちら

すごいピンク!これカレーなの?Sweets market cafe☆須坂 - 木下きなこでございます

 

畑のビーツはこんな感じ!

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こちらがビーツ。畑ではこんな感じです。

つくしと収穫してきました。

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ビーツは、日本料理ではあまり使われているところを見ないので、どうやって食べたらいいの?って思いますよね。私もそうでした。

ビーツといえば、以前テレビで見たロシア料理の『ボルシチ』に使う食材。って感じで記憶していました。

ビーツは地中海沿岸地方原産でヒユ科アカザ科)のサトウダイコンの一種です。見た目もカブのようでしょ?赤かぶなんて呼ばれたりもするそうです。しかし、意外にもビーツはほうれん草と同じ科に属する野菜なんです。ビーツの葉はほうれん草の味そのもので、葉にも鉄分が豊富に含まれています。

旬は6~7月、11~12月ころとされています。種まきをしてから2~3か月で収穫できちゃいます。

ちなみに、ビーツの和名は「火焔菜(カエンサイ)」というそうです。

 

 

これがビーツだよ

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紫の大根みたい。

洗っているときから、もう赤い汁が出てきます。

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切ってみるとこんな感じ。切るとさらに赤い水分がいっぱいです。

 

ビーツは栄養価が高い

ビーツって「奇跡の野菜」とか「食べる輸血」なんて言われているって知ってました?ちなみにきなこはよく知らなかった。

ただきれいな野菜だなぁとは思っていたのですが。

アンチエイジング効果に期待

ビーツの色素成分は、ベタライン色彩といって、赤紫色を発色するベタシアニンと、黄色を発色するベタキサンチンからこのきれいな色ができています。

このベタライン色彩には強い抗酸化作用があるので、アンチエイジング効果や抗がん作用が期待できます。

ミネラル成分が豊富

ビーツの栄養価は大変高く、ナトリウム、マグネシウム、リン、カリウム、カルシウムといったミネラル成分がとても豊富に含まれていて、高血圧やむくみ予防にもなると言われています。

 さらにビーツの栄養価で特に注目されているのは『NO(エヌオー』とよばれる一酸化窒素です。

NOは血液の流れをよくしてくれる働きがあります。それだけではなく、血管をやわらかくして脳卒中や心臓病の原因となる血栓を予防してくれる働きがあると言われているんです。

さらに、筋力、持久力、疲労回復力アップに効果があると言われています。

妊娠対策・妊婦に頼もしい

ビーツには「葉酸」が豊富に含まれています。その量は納豆やアボカドより上なんですって。

妊娠の可能性がある時期や妊娠初期に必要な栄養素をたくさんとることができるうれしい食材です。

 

ピンクシチューを作ってみた

ビーツを調理するのに何も調べずに、ピンクシチューを作ってみました。

まずは、結果をご覧ください。

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赤い!!!

本当はきれいなかわいいピンクになる予定でした!

これ、失敗の原因は、シチューの材料とともに角切りにしたビーツを煮込んだこと。です。

ビーツは火を通しすぎると赤くなってしまうようで、きれいなピンクにならないんですって。

ピンクシチューを作りたいときは、市販のシチュールウを使ってまずはシチューを作ったら最後にビーツのしぼり汁を入れるときれいなピンクになるようです。

またリベンジするぞ!

 

面倒なのは下ごしらえ

ビーツは下ごしらえさえしておけば、調理もしやすく、簡単にサラダなどでも食べることができ、おいしくかわいく使えます。

もちろん生食もできますが、火を通しておくと、ほくほく感が味わえ、スープやスムージーにも使いやすいです。

その下ごしらえの方法は。葉のほうの頭の部分と根のほうのお尻の部分を切り落とし、鍋に入れて(ビーツの大きさにもよりますが)水をひたひたに入れて、沸騰してから15~30分くらい茹でます。楊枝や竹串がすっと入ればOKです。その後、しばらくそのままにして、お湯が冷めてきたらビーツを取り出します。そして、ビーツの皮を抑えるようにして指を動かすとするっと皮がむけます。気持ちいいくらい。

皮がむけたら、2センチくらい(自分の使いやすい大きさ)にカットし、フリーザー用のジッパー袋に入れ冷凍庫で保存できます。

いちどにそれを作っておくと、簡単に調理できるから楽ちんですよ。

 

最後にちょこっと豆知識(?)

ビーツはオリゴ糖が豊富に含まれているので、腸内環境にとても良いのですが、食べすぎると人によっては便がゆるくなっちゃうのでお気を付けください!

あ、それから、食べすぎると人によってはおしっこが赤くなっちゃうそうです。赤いおしっこが出たらちょっとびっくりしちゃいますよね。

 

妊活中の私にとってはまさにスーパーフード。

どんどん取り入れたい食材です。

次は何を作ろうかしら。